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公開日:2019/05/10
最終更新日:2024/07/03
目次
通称、車検証と呼ばれている自動車検査証には、有効期間が設けられています。
有効期間というのは、自家用車とレンタカー、商用車で異なりますし、自動車の年式によっても違うので一般的な有効期間に自分の車を当てはめてしまうと、有効期間を過ぎてしまうことがあるため注意が必要です。
有効期間が過ぎている自動車を運行した場合は罰則が与えられるので、ここではレジャーや通勤で使用する自家用車の有効期間についてご説明します。
自家用車の自動車検査証の有効期間は、新車と中古車によって異なります。
以前は、車両登録をしてから10年以上の車も有効期間は違ったのですが、法改正によって自家用車に限っては10年目以降も有効期間は2年となっています。
このように、自動車検査証については改正があるのでしっかりチェックしておきましょう。
自動車検査証の有効期間は、新車の場合は車両登録をしてから3年です。
3年目に1回目の車両検査を受けたら、2回目以降は2年間が有効期間となっています。
車を運行する場合は、道路運送車両法第66条によって、自動車検査証を必ず携行することが義務となっています。
自動車検査証は、自動車が車両検査を受けた時点で保安基準に適合していることを証明する書類、つまり車が安全に運転出来る状態にあることを示す重要な書類です。
ただし、部品でも機械でも時間が経てば劣化し、運転の仕方やメンテナンスの頻度によっても状態は変わるため、いつまでも安全な状態を保証できるわけではありません。
車両検査をしてから何年も経ってしまったら、保安基準を満たせない部分が出てくる可能性があります。
保安基準を満たしている状態をキープするために、自動車検査証には有効期間が設けられているのです。
車検は「車検証の有効期限1ヶ月前」からしか受けられませんでしたが、2025年4月1日からは「有効期限の2ヶ月前」から受検することが可能になります。
引用元: 国土交通省
新車の車両検査は3年目、5年目、7年目、9年目という順番で受けなくてはいけません。
このサイクルはあくまでも新車の場合であって、中古車は有効期間切れの車と有効期間が残っている車で異なるので気をつけてください。
有効期間が切れている、つまり車検を通していない中古車の場合は、車両検査を通した日から2年が有効期間となります。
しかし、有効期間が残っている中古車は車両ごとに残りの期間が違います。
残りが3ヶ月の車両もあれば1年の車両もあるので、購入した日から2年と勘違いしないように注意してください。
有効期間は自動車検査証とフロンドガラスに貼る車検ステッカーに記載されています。
自動車検査証で調べる場合は、書面の左下に有効期間の満了する日という項目があり、ここに満了日が書いてあるのでチェックしてください。
車検ステッカーで調べる場合は、必ず裏面(車内側)を見ましょう。
というのも、外側には有効期間満了日ではなく年と月しか書かれていないからです。
自動車検査証の有効期間は年単位ですが、満了日は月の最終日ではなく、車両検査を通した日の2年後になります。
つまり令和1年1月1日に車両検査が通った場合、令和3年1月1日が満了日となるので、有効期間の満了日が記載されている裏面をチェックする必要があるのです。
自動車検査証の有効期間内に車両検査を通さなかった場合、その車は車検切れという状態になるので公道を走ることはできません。
自分が所有している土地以外の道路はすべて公道となりますから、有効期間が過ぎた車は道路を走れないため、例えば車両検査を受けようとしても自力では工場に持っていけないため検査を通せないので注意しましょう。
ちなみに、車検が切れた状態で公道を走行した場合、30万円以下の罰金もしくは6ヶ月以下の懲役という法定刑が課せられます。
また、車検が切れているということは自賠責保険も切れている状態になり、こちらも50万円以下の罰金もしくは1年以下の懲役という法定刑があり、両方が対象となるので相当に思い刑事罰がくだることになります。
さらに、違反点数の対象にもなるため、違反が発覚した場合は1発で30日間か90日間の免許停止処分となってしまうことも覚えておきましょう。
そして、もう一つ怖いのは交通事故を起こした場合です。
例え任意の自動車保険に加入していて、保険期間内だとしても、車検切れの車を公道で走行して事故を起こした場合は契約違反となるため保険金はおりないのです。
つまり怪我や車の破損などの事故対応は損害賠償金も含めて、すべて自分で対応しなくてはいけなくなるのです。
怪我や車の破損の度合いによっては何百万、何千万という支払いをしなくてはいけないので、絶対に有効期間を守りましょう。
自動車検査証の満了日前になると、自動車を購入した販売店や車両検査を受けた工場から、有効期間が切れることをお知らせする案内が送られてくるのが一般的ですが、このお知らせは義務ではないので必ず送られてくるとは限りません。
お知らせが来ても、車両検査までに半年ほど期間があると、うっかり忘れてしまい大慌てなんてこともありますから、自動車検査証の満了日は自分で必ず把握しておくのがベストです。
車両検査は最短1日で終わるところもありますが、混雑していると希望日に予約が取れなかったり1日で終わらなかったりする可能性もあるので、定期的に満了日を確認して余裕を持って車両検査の予約ができるようにしておきましょう。