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車検の基礎知識

4ナンバー車の特徴や車検時にかかるコストの違いは何か?

基礎知識

公開日:2019/09/25

最終更新日:2022/03/17

4ナンバー車

車のナンバープレートに記載されている番号のうち、3ナンバーや5ナンバーと呼ばれる番号がどんな意味を持つかご存知ですか?

実はこのナンバーの違いは自動車の用途や大きさを表すだけでなく、維持費としてかかってくる車検時のコスト費用なども変わってきます。

その中でも、今回は4ナンバーと呼ばれる自動車に関する特徴や車検時のコスト削減の効果についてご紹介します。

動画でも解説しています

ナンバーとは一体何を示しているのか

車には必ずその車固有の数字が与えられています。

その数字が記載されているナンバープレートがあることにより、公道を走ることができます。つけないで走行してしまうと、法律違反となり警察に捕まります。

ナンバープレートには情報が複数記載されていますが、中でも3や5ナンバーと呼ばれるものは、車を識別するのに大切な役割を持っています。

ナンバーとは、プレートの右上にある分類番号の、一番左ケタにある数字を指しています。

分類番号は0から9まであり、車の用途に応じて数字が割り振られています。以前は1桁でしたが、車の増加に伴なって、現在では4桁まで増えています。

分類番号は用途を分けるために存在します。分類番号が違うと、車検の有効期限や税金にも差が生じます。

分類番号は、ナンバープレートを新しくすれば基本的にずっと同じ番号のままであるケースがほとんどです。

ただ何らかの理由があり条件を満たしていれば、他の分類番号に条件を変更できる時もあります。

自家用車の分類番号は?

自家用車として利用されている車に多いのは、3、5、7ナンバーです。

3ナンバーは10人以下の普通自動車で、5と7ナンバーは小型乗用車です。2ナンバーは11人以上が乗れる車の数字となります。

貨物自動車には1、4、6ナンバーがあり、1ナンバー車が普通貨物自動車です。6と4ナンバー車は小型貨物車に該当します。

パトカーや消防車、救急車などの緊急車両に割り当てられているのが8ナンバーです。緊急車両だけでなく、郵便車や採血車、現金輸送車といった特殊な車両のほか、キャンピングカーもこの中に分類されています。

分類番号は、普段はあまり気にする必要はありませんが、改めて見てみるといろいろな種類の車が街を走っている事実に気づくことができるでしょう。

4ナンバー車ならではの特徴

車のナンバープレートの右上にある分類番号を見て、何々ナンバー車といった呼ばれ方をするケースがあります。

4ナンバー車は小型貨物車として扱われていますが、3ナンバーや5ナンバーの車と明確な差異が存在します。

もちろんどちらも車なので車検が必要であるといった点は同じですが、物を積載するか人を乗車させるかどうかで違いがあります。

4ナンバー車は物を運ぶための乗り物なので、人が乗車する面積よりも、荷物を積載する面積の方が大きい割合となっている必要があります。

また、人の乗るスペースと荷物を積載するスペースには、仕切りもしくは壁も要ります。

4ナンバー車は小型貨物車の別名を持ち、車両の大きさなどに規定があります。全長4.7m以下、全高2.0m以下、全幅1.7m以下となっていて、排気量も総排気量2,000cc以下であれば、4ナンバーの規定ラインに達します。

ただし、ディーゼル車は制限がありません。この基準を超える貨物車の場合は、1ナンバー車として登録をすることが求められます。

4ナンバー車は、大きさや排気量などの条件を満たしていれば、どのような車でも4ナンバー車として認めてもらえます。

自動車税をコストカットできるといった利点があるため、条件をクリアできるなら3ナンバー車よりも税金が安い4ナンバー車で登録する方法もあります。

車のランニングコストについて頭を悩ませている方にとって、自動車にかかる税金を抑えられるのは、大きな利点と言えるでしょう。

4ナンバー車の車検について

車を購入する予定であれば、ランニングコストが気になることもあるでしょう。

購入前に3や5ナンバー車などの乗用車と比較しつつ、4ナンバー車ならではの特徴をチェックしておくことが大切です。

4ナンバー車も、他の車と同様に法定費用と車検基本料の2種類のコストがかかります。

4ナンバー車の中でも1tや2tなどの車両の重さや、自家用か業務用かといった使う目的に応じて、3,000円から6,000円台と法定費用に含まれる重量税に差が出てきます。

重量税は用途と重さにより金額に差が出るため、新車を買う際は車検の料金とあわせて重量税も確認しておくと、ランニングコストを抑えやすくなります。

4ナンバーは、5ナンバーより自動車税や重量税をコストカットできる利点を持っていますが、一方で難点もあります。一番の難点は車検を受けるスパンが短いことです。

3や5ナンバーの車を新車で買った場合、はじめは3年目、以降2年ごとに車検が待っています。4ナンバー車では自家用は新車の場合、はじめは2年目、それ以降1年ごとに受ける必要があります。

業務用を新車で買った時も、1年単位で受けなければなりません。

1年ごとに車検を受ける必要があることは面倒に感じる方も多く、貨物車で買う以外に、魅力がすぐに思いつきにくいこともあります。

しかしながら、税金が抑えられて、毎年車検に出してメンテナンスができるということも、4ナンバーならではの魅力があることも覚えておくと良いでしょう。

こちらの記事の監修者

やさしい車検

やさしい車検 編集部

  • 愛媛県松山市に車検整備を行う店舗を2店舗を構えてお客様のご来店をお待ちしています。
  • 受賞歴:楽天車検アワード愛媛県部門で2019年から5年連続受賞
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