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公開日:2020/01/09
最終更新日:2022/03/17
目次
車検の際にチェックすべき場所を「エンジンルーム」に的を絞ってご紹介いたします。
具体的には「エンジンオイル」「ブレーキオイル」「冷却水」「ラジエター」「バッテリー」「フューエルホース」「各種ベルト類」「エアーエレメント」「スパークプラグ」について解説いたします。
エンジンルームの点検を怠ると、エンジンの性能をうまく発揮できないばかりか、ガソリンへの引火による火災が発生することもあり、大変危険です。
車検時にチェックすべき項目はたくさんあります。これから車検を行う方は、ぜひご確認ください。
エンジンオイルは、エンジンの劣化を防ぐために必要不可欠なオイルです。
車検のタイミングだけエンジンオイルをチェックするのではなく、数ヶ月ごとにこまめに状態を調べる必要があります。
チェックすべきポイントは下記の3つです。
もし黒く変色しているのであれば、新しいオイルと交換してあげましょう。
また、エンジンオイルが漏れている場合は、整備工場に修理を依頼しましょう。
ブレーキオイルの劣化は、見た目では判断が難しいものです。
ブレーキオイルは、車検のタイミングで交換するとよいでしょう。
空気中の水分をオイルが吸収してしまうケースが多いです。オイルが水分を吸収すると、オイルの沸点は降下します。その結果、ブレーキ部品が錆びてしまいます。
ブレーキオイルが少量でも漏れ出てしまうとブレーキの制動力に大きな影響を与えてしまいます。
冷却水は、メーカーの交換基準が車検毎である場合が多いため、車検のタイミングで交換が必要です。
ただし、5~10年程度の間は交換不要の冷却水も登場しています。その場合は、車検ごとに交換する必要はありません。
冷却水が適正量タンクに入っているか、冷却水が汚れていないかを確認し、車検に通してください。
また、冷却水も漏れがないか確認しておきましょう。 冷却水は派手な色が着色されているため、少量の漏れであっても検査官に指摘されます。
ラジエターが劣化すると、詰まりが発生し、オーバーヒートが起きてしまう可能性があります。
そのため、ラジエターの劣化もしっかり確認すべきです。冷却水を交換する際は、ラジエターの状態もチェックするよう心掛けましょう。
また、ラジエターと接続するラジエターホースの状態も確認するようにしてください。ラジエターホースは、高温・高圧な環境に曝されるため、劣化しやすい場所です。ホースに亀裂や液漏れがないか確認し、漏れがある場合は交換しておきましょう。
バッテリーの劣化が進むと、エンジンがかからなくなる恐れがあります。必ず点検しなければいけません。
バッテリーの点検では、次の3つを確認します。
バッテリーの液量のチェックでは、規定量含まれているのかどうか確認してください。
バッテリーのパフォーマンスは、テスターを用いなければ厳密に調べることはできませんが、エンジンの発進に問題がないか確かめる程度で十分です。
充電機能の確認では、実際に発電機を用いて充電できるのか確認しておくとよいでしょう。
フューエルホースは、ガソリンの通り道となるホースです。
フューエルホースが劣化してガソリンが漏れてしまうと、火災が起きることもあります。そのため、車検時にホースの劣化や漏れをしっかりチェックするようにしてください。
エンジンルームには、エンジンの力を伝えるためのベルトや、エアコンを稼働するためのベルトなどがあります。
これらのベルトはゴムで作られており、長年使用していくうちに劣化していきます。車検時にベルトの状態も確認するようにしましょう。
ベルトの状態は、下記に挙げる確認方法があります。
エアーエレメントは、排ガスの浄化に関わる部品です。
この部品が汚れた状態では、エンジンの性能をうまく引き出せません。
車検時に、エアーエレメントの汚れ具合を確認し、必要があれば、掃除しておきましょう。
スパークプラグは、火花を発生させるための部品です。
ガソリンと空気が混ざった気体がスパークプラグの火花で引火することで、爆発が起き、その爆発が自動車の動力源になります。
一般的に用いられるプラグは、走行距離1万5,000~2万㎞で交換時期となります。プラグを取り外して電極が丸みを帯びていたら交換すると良いです。
イリジウムなどで作られる長寿命のプラグも存在します。このタイプのプラグは、寿命が10万km程度あるため、基本的に交換不要です。ただし、点火不良などが発生した場合は、交換してください。